2021年1月16日オープン!
新店ラッシュが続いている大阪ラーメンシーンに新たな注目店が加わる。屋号は「ラーメン アールピージー」。店主は大阪ラーメン界の一大勢力となりつつある名門「麺や輝」出身者。私が勝手に思っている輝出身者の特徴は「自由な発想」、「確かな技術」、そして「ラーメン愛」だ。だからこそ、新たな輝出身者の登場にワクワクさせられる。「ラーメン アールピージー」下垣店主にKRK直撃インタビュー!
◆店舗情報
ラーメン アールピージー
大阪府大阪市旭区森小路2-4-13
11:00〜14:30(当面は昼営業のみ)
定休日:火曜日
Twitter:https://twitter.com/endofnoodle
instagram:https://www.instagram.com/ramen_rpg/
オープン日:2021年1月16日
◆商品情報
・鶏豚魚介 noodle
・濃厚鶏豚 noodle
・濃厚担担 noodle
・鶏豚魚介混ぜそば
- 出身は?
「この地域、(大阪市)旭区が地元です。」
- ラーメンは昔から好きだったんですか?
「昔からラーメンは好きだったんですが、雑誌とか見て本格的に食べ歩きを始めたのが二十歳の頃でした。後に修行先となる"麺や輝"がその頃にオープンしてよく行かせてもらっていました。他にも天神旗さんとかいろんなお店に食べに行っていました。15年間ほどサラリーマンをしていて、仕事の合間や休みの日にラーメンを食べに行っていました。」
- 作る側に興味を持ったきっかけは?
「サラリーマンをしながらも、作り手の方になりたいなとはずっと思っていました。30歳の頃にやろうと一度思ったんですが、その時は子供が生まれたので収入の安定を第一に考えてあきらめました。そんな感じで延ばし延ばしになっていました。そして37歳の時に『このままだと一生できない』と思って、思い切って15年間ほど勤めていた会社を辞めて"麺や輝"に入ることにしました。」
- 修行先に「麺や輝」を選んだ理由は?
「候補は幾つかあったんですが、卒業生の実績が大きな原因ですね。味も好きでしたが、独立した時の成功の秘訣とかも知りたいと思いました。それと修行先でスープを炊いているというのも大前提でした。送られてくるスープで作っているという店は嫌でした。」
- すんなり入れたんですか?
「タイミングが良くて、凄く人手不足だったのですぐに入れてもらえました。面接していただいた大将(森代表)もとても話しやすい方で『この人の元なら修行したいな!』と思いました。その時に3年後に独立したいことを伝えました。」
◆「麺や輝」森代表と下垣店主
- 初めての飲食の仕事はどうでしたか?
「中津店でお世話になることになりました。洗い物も初めてで、包丁も持ったことないし接客もしたことなかったので、本当に何も分からなかったですね。とにかく(当時の)店長やスタッフの真似をして学んでいました。1日も無駄にしたくないと思っていました。全然苦でなくて楽しかったです。」
- 中津店で店長も務めていたんですね。
「予想していたより早く店長(中津店)をさせてもらうことになり、プレッシャーもありましたが多くのことを3年間で経験させていただきました。」
- そして3年後に予定通りに独立?
「ほぼ3年ジャストくらいで独立させていただきました。迷惑かけたくなかったので3ヶ月前には伝えていました。」
- いよいよ1月16日にオープンですね。
「本当は昨年中にオープンしたかったんですが、なかなか物件が見つからなかったですね。地元周辺や守口市で探していました。」
- 屋号の由来は?
「アールピージーは自分のラーメン人生をロールプレイングゲーム(RPG)に例えて、いろんな人に出会って、いろんな技を身につけてレベルが上がってきて、周りにいろんな人がついてきてくれるみたいなところからRPG。あとはセカオワが好きなので"RPG"という歌があるので(笑)。両方からですね。」
- 屋号の正式なのはカタカナ表記の方?
「最初はアルファベットでRPGとしていたんですけど、大文字とか小文字でややこしいので、カタカナでいこうと決めました。」
- 営業情報をお願いします。
「しばらくは昼のみで、11時〜14時30分の予定です。定休日は火曜日です。」
- お店のコンセプトは?
「ご近所さんに愛されるお店を作りたいので、味だけでなく接客面も大事にしていきたいです。家族で食べられるラーメン屋が少ないので、テーブル席も用意しています。カウンター席もゆったりと座れる間隔にしていて、ゆっくり食べてもらえると思います。」
- 自店で提供したいラーメンは修業時代から考えていたんですか?
「いろいろ食べ歩いてきた中で皆様に愛されそうな味がイメージとしてありましたので、輝時代にほぼ決めていました。それを中津店で限定として作って、お客様の反応も参考にさせてもらっていました。」
- 提供する商品の紹介をお願いします。
「鶏豚は15時間ほど煮込んだ白湯スープを取っています。メインの魚介の方はそれに削り節などを入れて、こってりですが少し旨みが強くて後味がいいようにしています。"濃厚鶏豚"は魚介とかを抑えて、より濃度を上げています。オープン日からしばらくの間は、鶏豚の魚介、濃厚鶏豚、担担麺、魚介のまぜそば、この4つで始めようと思っています。この4種類は全て違う麺(麺屋棣鄂の麺)でします。」
- 下垣店主が大事にしたいことは?
「接客を大事にして、お客様の反応、小さな仕草とかを感じ取っていきたいと思います。お客様に喜んでもらうためには、自分やスタッフも喜んで仕事をしないといけない。来てくださったお客様に全ての面で満足していただくことを徹底的にやり続けたいと思っています。」
(取材・文・写真 KRK 令和2年1月11日)