集まれない、近くで話せない、店に取材に行けない、ラーメンさえ食べに行けない!こんな逆境を逆手に取った新企画「ラ~メント~ク」。ラ~メント~クとは取材店とLINEやFacebookで専用グループを作り、その中で同時刻に集まりラーメントークをする企画。
今回、専用LINEグループに集まってくれたのは大阪・京都・静岡の超個性派3店主!さぁ、始まります!(注)画像は以前に撮ったもの。
◆本日のゲスト
◆自己紹介をお願いします。
●「あいつのラーメンかたぐるま」上嶋店主(以下「かたぐるま」と略)
「京都で『あいつのラーメンかたぐるま』と『あいつのラーメンかざぐるま』の2店舗を経営しています、上嶋泰範(ウエシマ ヤスノリ)といいます。年齢は40歳で、嫁1人、子供3人います。」
●「This is 中川」中川店主(以下「中川」と略)
「私はディスイズ中川といいまして、ラーメン職人です。今は東淀川と吹田、兵庫の西宮にラーメン店と唐揚げ店を経営しております!お店は「縁乃助商店』『nakagawaわず』『ハレノチ晴 吹田店』『ハレノチ晴 甲子園口店』『あげの味賞』。以上でございます。36歳、一児の父でございます。嫁と出会って二カ月で結婚しました(笑)。ちょースピード婚です。」
●「僕家のらーめん おえかき」但田店主(以下「おえかき」と略)
「静岡県浜松市の僕家のらーめんおえかきの但田哲郎(タンダテツオ)です。岡山県岡山市で【僕家のらーめんおえかきHanare】も経営してます。現在、本店はテイクアウト専門店【僕の青空まぜそば くれよん】で営業してます。」
◆初めて会った時の第一印象は?
●中川
「上嶋さん、せんどさん(あっぱれ屋店主)の付き人。」
●おえかき
「先輩(かたぐるま)は最初からずっと先輩キャラでした。中川くん、最初は陽キャ(笑)」
●かたぐるま
「中川君は、アウディ乗っていてチャラい感じ(笑)。但田くんは、ラオタ」
●中川
「てつおさん(おえかき)は最初はあんまり愛想よくない人って感じでした。」
●おえかき >> 中川
「僕コミュ障なんで(笑)」
●中川 >> おえかき
「今は大好き❤」
●おえかき
「中川くん怖かったんよ。オラオラやん(笑)」
●中川 >> おえかき
「そうかな?」
📷撮影日:2016年12月
◆(冷静に見て)今の印象は?
●中川
「上嶋さん(かたぐるま)はかしこそう。哲郎さん(おえかき)はアホそう。笑」
●おえかき >> 中川
「なんでや〜」
●おえかき
「上嶋先輩は頭ええ先輩。行き詰まり感じた時に連絡くれはる。中川くんはやり手の陰キャ(笑)。裏陰キャでジメジメしたとこ好き(笑)」
●中川
「僕ねバイオハザード好きなんです。怖いの大好き。結構ネクラなんです。」
●かたぐるま
「中川君は、何に対しても真剣に取り組んでいて楽しんでいる印象で、特に女性関係。」
◆お互いの呼び名は?
●おえかき
「パイセン(かたぐるま)。あきちゃん(中川)。」
●かたぐるま
「中川くん。但田くん。」
●中川
「上嶋さんは上嶋さん。但田さんは哲郎さん。」
●おえかき >> 中川
「最近テツオやん!」
●中川 >> おえかき
「まーな」
◆お互いを褒めてください!
●かたぐるま
「中川君の行動力はすばらしい。いろんな意味で!」
●おえかき
「先輩(かたぐるま)は聞き上手。キャバクラ受け良さそう。中川くんは先見の明が素晴らしい。」
●中川
「上嶋さんは僕にはない、こまめさと真面目さ、後輩思いでいつも気兼ねなく質問できてほんとに感謝してます。今回のコロナの一件でもいろいろお世話なって、ほんと物知りですごい!」
●かたぐるま
「但田くんは、ラーメンの知識やラーメン屋さんやラオタさんとの人脈が僕よりすごい。」
●中川
「てつお(おえかき)はまずセンス。発想とセンス。そこがピカイチ!いろいろ話し込んだけど、全くのラーメン素人からのここまでのセンスは尊敬です。ちょっとした自分流のアレンジがほんと素敵で、最高です!」
◆ラーメンにはまったきっかけの店は?
●かたぐるま
「やはり、あっぱれ屋さん。」
●中川
「僕は天下一品と、しぇからしか」
●おえかき
「無鉄砲とあっぱれ屋です。」
📷撮影日:2014年12月
◆もし他の地域でラーメン屋をするなら?
●かたぐるま
「熊本。嫁の実家なので、熊本でも出店してみたい。」
●おえかき
「奈良!単純に凱旋です。」
●中川
「んー、、北海道!自然の中でラーメンつくりたいですね。材料とか、えー感じのいっぱいありそう。」
◆3人で一緒にお店をするなら、どんなラーメンで?
●中川
「とりとんこつぱいたん!」
●おえかき
「ノスタル中華そば」
●かたぐるま
「中華そばでチャーシューに中川君の焼いた焼き鳥を乗せたい。炭の香りが効いた焼き鳥!中川君の焼き鳥、今までで一番うまい。」
●おえかき
「笠岡ぽいの!」
●中川
「笠岡ぽっいのいいですねー。香ばしく焼いた親鳥でいきたい!」
◆3人の共通ワードと言えば「らの道」ですが、らの道への印象は?
●おえかき
「お客様もやろうけどそれ以上に僕らが楽しい。」
●中川
「ちょっと長文なりますよー。」
●かたぐるま
「営利目的でもなんでもなく、ラーメン業界のためにやってくれていて、すごいなーって印象です。なおかつ、みんなが楽しんでくれている。最高のイベントです。」
●おえかき
「静岡に関しては本当にらの道で地域のラーメン熱めっちゃ上がりました。たしか5年前くらいですかね?ラーメンのイベントってそれまで無かったですからね。毎度300人集まる熱量は本当に凄い。ほんまに身体はクッタクタなります(笑)」
●中川
「まず、お金が一切こちらにかからないのに、これだけの集客があるイベントは日本にらの道だけでしょう。ラーメンがあまり好きじゃない人もこれを機に好きになったと言う人たくさん知ってます。
前も答えましたが、香澄(らーめん香澄)の壁にポスター貼ってて『僕もいつかはらの道に絶対でる!』って思ってました。それぐらい憧れたイベントです。間違いなく、僕はこのらの道で少しラーメン屋として認めてもらえましたし、多くの人に名前を知ってもらうきっかけになりました。感謝しかないですね。らの道がイベントの中で一番ラーメンと向き合う事ができるいい緊張感をもったイベントで、やり切った感もあって、一言でいうなら最幸で最高です!」
◆修行時代の自分に一言アドバイスするなら?
●中川
「大丈夫や!!ラーメンは一回より100回の世界!やり続けたらうまいのできるで。自分のおかんに不味いって言われたぐらいで、萎えたらあかん!(笑)。僕のラーメンを最初に食べたのは自分のおかんです。(笑)」
●おえかき
「無いです!あの時があって今があるから満足です。」
●かたぐるま
「蹴られても、殴られてもがんばれ。」
●おえかき
「それをそっと横目で見守れ!(笑)」
●かたぐるま
「但田(おえかき)っていう人が来るから、あっぱれ屋に入れるな(笑)」
●中川
「これからの展開はどうしますー?コロナ中にラーメン屋としてどうするか聞きたい!」
●かたぐるま >> 中川
「中川君、マジメ」
●おえかき >> 中川
「まさかの中川くん真面目」
●中川
「そらそうやろ。君らとは違う(笑)」
●かたぐるま
「僕としては、テイクアウトや通販に可能性を感じています。」
●おえかき
「とりあえずテイクアウト専門店での完璧なパッケージ作り。」
- テイクアウト専門店は集客どうですか?
●おえかき
「先週末土日両日300食超えてパンクしました。マジでビビりました。お客様にめっちゃキレられたんも初めて(涙)。予約制なのに40分待たせてしまって、テイクアウト専門店としての経験の浅さが出た。」
◆言える範囲で今後の展開は?
●かたぐるま
「僕は自分で出店して会社を大きくしていくよりも、独立支援をしていきたいです。」
●中川
「僕は元々ラーメン屋さん以外の業態も興味ありますので、ラーメンの新店舗は11月にありますが、それまでに釜揚げやきそば専門店を作ります。あと唐揚げも増やす予定です。11月のラーメン屋の新店舗は西宮で考えてますー。初めての独立者を輩出する予定です!今年はこっから3店舗だします!」
●おえかき >> 中川
「マジで凄い。。。」
●かたぐるま >> 中川
「中川くん、さすが。焼きそばは売れそう。食べたい。」
●おえかき
「商業施設フードコートのパッケージ作りが面白かったのでそっちをやって行こうと思ってます。あと今やってるテイクアウト専門店も可能性があるのかなって。今こういう状態やからこそ考えれること沢山あるのかなと思ってます。」
◆ラーメン屋として大事にしていることは??
●かたぐるま
「丁寧に心を込めて最高の一杯を提供すること。」
●中川
「ラーメン屋として大切にしてる事。ラーメンを食べると言うライブ体験を売る事。」
●おえかき
「自分にとっては1/100杯でもお客様にとっては大切な1杯やということ。」
- 以上です!!
●中川
「楽しかったですー!」
●おえかき
「ありがとうございます。」
●かたぐるま
「ありがとうございます。」
- コロナ落ち着いたら、らの道は一気に攻勢に出ます!
●中川
「はい!是非協力させてください!」
●おえかき
「僕もそこに向けて力蓄えときます!」
●かたぐるま
「はい。盛り上げましょう。早くやりたいですね。」
- ありがとうございました。
(取材・文・写真 KRK 令和2年4月29日)