Vol.85:かみなり中華そば店


 安定した人気を誇る名店"中華そば 閃"が、2018年5月22日に新ブランド店をオープンした。屋号は"かみなり中華そば店"。場所は長居公園の近く、あびこ筋沿いだ。

 オペレーションが安定するまで宣伝もしない予定だったが、SNSですぐに話題になり情報もどんどん入ってくるようになった。オープン3日目にやっと行く時間ができたので、昼営業終わりに店主にインタビューする時間を作っていただいた。福井店主(以前の取材)には以前に取材しているので、今回は新店について集中して取材した。"かみなり中華そば店"福井店主にKRK直撃インタビュー!


かみなり中華そば店(2018年5月22日オープン)


- いつ頃から2号店を考えていたんですか?

「閃を始めた頃から、ぼんやりとは『違うコンセプトの店もやってみたいな~』と思っていましたが、人の問題とかでなかなか動けなかったんですよ。今、仕事ができるスタッフが増えてきて、僕が閃(中華そば 閃)の方から抜けても仕事が出来上がる状況になってきたので、そろそろできるかなって思いました。閃は小さい店なので、次の店は(スタッフの)働く環境も考えて、厨房も広めにって考えていました。」

 

- 場所はいろいろ候補地はあったんですか?

「最初はビジネス街とかで、お客様がいっぱい来るエリアがいいかなって思ってたんですけど、以前から"長居"って場所が面白いなと思っていたんですよ。(閃から)一駅違っただけでガラッと雰囲気も変わっているし、お客様の取り合いにもならないかなと思いました。長居からだと、閃の方もしっかり見に行けますしね。」


KRK動画:屋号の由来、提供するラーメンについて


サイドメニューについて

- サイドメニューもいろいろ揃えているんですね。かみなりメシって?

「閃の方で以前から不定期で出していた"台湾ルーロー飯"です。とても評判良かったので、今回も何かご飯ものを出したいなと考えた時、『これがいいな!』と思いました。」

 

- "生たまご"って中華そばにどう使うんですか?

「溶いてから、そこにスープをちょっと入れてもらって、麺を浸けてすき焼きのように食べてもらう。味変アイテムですね。こういうのを東京でしているお店があったので取り入れました。卓上に置いている辣油を入れて調整するのもオススメですよ。」

 

- 餃子にはかなり力を入れてる感じですね。

「お客様に提供するなら手造りで出したいと思いました。薄めの皮で作っても他店と変わらないので、厚めの皮にしました。僕が以前に東京で餃子を食べた時、モチモチの皮の美味いのがあったんです。その時に『こういう厚めの皮の美味しいのって、関西にはあまり無いな~』と思っていたんです。只、焼くのに10分ほどかかってしまうのが大変なんですがね(笑)。(ラーメンとの)提供のタイミングが難しいです。」

 

- "ふつうのカレーライス"については?

「僕がうどん屋さんとかに食べに行った時、ミニカレーライスとかあったら助かるんですよ。うどんだけだともうちょっと食べたいけど、カレーがあると『おっ!』と思うんです。」



- 最後に一言お願いします。

「今、大阪で流行ってるラーメン屋さんとは違う感じの店をやりたいなって思いました。僕が昔から東京とかで食べ歩いていた素朴な中華そば店、そういう感じのお店をしたいなって。勝算とかはあまり考えていなくて、したいことをしたい。(以前は)白湯とかもした方がいいのかな~と考えていた時期もありましたが、今はもう白湯をすることは無いだろうな。僕はもう中華そば、醤油ラーメンから出ていかないだろうな』と思いますね。」


 <店舗情報>

■かみなり中華そば店

住所:大阪府大阪市住吉区長居東3-14-22

twitter:https://twitter.com/cvq24ynwcfplmna

オープン日:2018年5月22日

 (取材・文・写真 KRK 平成30年5月24日)